649 名前: つーわけで、以下コピぺ 投稿日: 03/09/19 19:44 ID:FsaogxHv 中学2~3年の頃、俺はクラスのほとんどの連中から「校長先生」と呼ばれていた。
エロエロな話にかけては男女を問わず誰とでも気軽にできたので、その特権を利用してどこにでも気軽に首を突っ込み
「エロエロ学園校長」と呼ばれたのがきっかけだった。
そんな俺も実際には年相応で月並みな程度の知識しか持ち合わせていなかった。
当時の女子はちょっとした相談事や悩み事などがあると、授業の合間の休み時間などに決まって女子トイレへ駆け込み、そこで会議をするのが一般的だった。
そんな憩いの場である女子トイレという空間が、男の俺にとっては最大の謎空間だったのだ。
仲の良い女の子の一人に「今度俺も女子トイレ仲間に入れて!」なんて頼んだこともあったが、こればっかりは即効で却下され、
「校長先生は本当にエロいな~」と、はやし立てられるのが常だった。
俺は何かとてつもなく魅力的なものが女子トイレにあるのだろうと浅はかながら考えていた。
そこで放課後生徒が一人もいなくなる時間帯まで屋上に身を潜め、頃合を見計らって女子トイレに潜入することにした。
さすがの俺もちょっとした罪悪感に戸惑い、男子トイレとは明らかに配置の異なる鏡や洗面所を見ながらウロウロしていたのだが、
そうこうしている内に、廊下の端から人の足音が近づいてくるのが聞こえてきた。
女子トイレには立て付けの悪い木製のスライドドアが取り付けられているので、それを開けて今から飛び出しても、目撃されてしまうのは絶対に避けられない。
心底女子トイレに侵入したのを後悔しながら、身を潜める場所を探し、震える足を鼓舞して清掃用具入れに体を押し込んだ。
パタパタとした軽い足音がなおも近づき、女子トイレの前まで来ると、ためらいもなくガラガラと大きな音を立てて引き開けられる。
そのまま息を殺して見つからないことを祈りながらジッとしていると、その足音は俺の潜んでいる清掃用具入れの隣の隣にある個室に入ってきた。
身に着けた衣服や下着を下ろす衣擦れの音がひとしきり響き、しばらく無音の状態が続いた後、かすかに何かを摩擦するような音が聞こえてくる。
しばらく様子を窺っていると徐々に押し殺したような荒っぽい息遣いが聞こえてきた。
てっきり用を足してすぐに出て行くものと考えていた俺は、いったい何が起こっているのかパニック状態の頭の中で考えたのだが、すぐには結論が出なかった。
それより、一刻も早くこの空間から安全な場所に逃れたいという気持ちのほうが当時は強かったように思う。
何しろ、もともと狭い清掃用具入れの中には、いびつな形のモップ洗いバケツや柄の短い箒など、姿勢を困難な状態にさせる拷問グッズが盛り沢山なのだ。
空気椅子のような多少無理な状況を余儀なくされ、太ももの痺れに耐えながらその女子が一刻も早く退出してくれるのを願ったが、
今や「くちゅくちゅ」と水っぽい音を上げながら、完璧に盛り上がっているようである。
冷や汗をかきながら足の体勢を入れ替えようとしたときに、不覚にもバケツをわずかにずらしてしまい、
そこに入れられていたモップの柄が倒れて、壁に小気味良い音を立ててしまった。
その直後ピタッと止まる荒い息遣い…。
しばらく無音の状態が続いたかと思うと、激しくカラカラとトイレットペーパーを巻き取る音が聞こえ、
衣擦れの音がして水の流される音が連携技で聞こえてくる。
その後個室の扉がバタンと開き、恐る恐る近寄ってくる足音。
心臓が止まりそうになり、激しいめまいを感じながらも身動きできずにいると、ついに清掃用具入れの扉が開かれてしまった!
まるで幽霊でも見たかのようにカッと見開かれたその女の子の瞳。
真っ青になり引きつった表情の俺。
その視線がお互いに交じり合ってしばらく無言の時間が流れ、叫びだしそうな表情のまま声も出せずに固まった女の子は、
俺がもっともドンパチやりあっている悪友ともいうべきノリの、気の強い女の子であった。
「やばい、こいつにこんなところを見られたらすべての女が敵に回る」
と内心死ぬほど恐ろしくなり、言い訳を必死に考えつつも一言も言葉が出なかった。
いつもは軽い皮肉で罵倒し合い、対立した立場で冗談ぽくドンパチしながら、何事もなかったように仲直りし、きつい冗談をぶつけて笑いあう間柄。
そいつを通して俺の噂がよそのクラスにまで広がってしまうような、そんな相手なのだ。
今回ばかりは完全に俺のほうに落ち度があり、
いつもの調子で罵倒されてもまったく言い返すことができない弱い立場であった。
そればかりか、何とか無かったことにしてもらおうと拝み倒し、それも駄目なら何でも言うことを聞くというのを条件に黙っていてもらおうと考えた。
それを切り出そうと口を開きかけたその瞬間、俺の発する言葉を慌てて遮るように、その女の子は呟いた。
「お願い、誰にも…。このことは誰にも言わないで…。」
何のことを言ってるのかさっぱりわからなかっただけでなく、てっきり罵倒され、ほっぺたを平手打ちされ、
完全に女の敵として血祭りにあげられるのを予想していた俺は、一瞬呆然として、なおも言葉が出なかった。
そうこうするうちにその女の子の目がウルウルとしはじめて、
「なんでも校長先生の言うとおりにするから、お願い! 誰にも言わないで…。」
と、今まで聞いたことも無いほどしおらしい声を出している。
はっきり言って今の俺なら「でへへ、本当になんでも俺の言うことを聞いてくれるんだな?」などと言えたかもしれないが、
その当時の俺にはそんな余裕など微塵も残されていなかった。
「あっ、あぁ、言わないよ。絶対に言わない…。」などと答えてしまったのだ。
とりあえず俺は死ぬほど安心した。
それと同時にいつものノリでちょっと意地悪気味に「お前何してたんだ?」と聞いてみた。
いつもなら「エロエロ校長の馬鹿! そんなこと聞く奴なんてあんただけだよ?」
というような返事が返ってくるはずなのに、その時ばかりはビクッと怯えた様子を見せて、視線を逸らしながらモジモジしている。
「こいつがこんな反応を見せるなんて信じられね~。」
と思いつつも、真っ赤になっているその子の様子は可愛らしいと思わざるを得なかった。
もともと俺にとっては「女」というよりも「宿命のライバル」であり、そんなに可愛いというわけではなかったのだ。
ただ、ほかの男たちにはすこぶる評判で、気の強い性格さえなんとかなればなぁという奴も多いだけに、ルックスは決して悪くは無い。
とりあえず俺がこんなところに隠れていたことをばらされては困るので、「絶対にほかの女子に言うなよ!」と念を押し、
何をやっていたのかだけはなんとか自分自身の口から答えさせようとした。
間違えなく一人エッチをしていたんだろうなぁと思ってはいたが、女の子の一人エッチはどのようにするものなのかはわからなかったし、
実際に本当にするものだとは思ってもみなかったのだ。
しかも男勝りだと思っていたこの女の子が、こんな場所で…。
「なんだよ。何やってたのか聞いてるだけだろ?」とそ知らぬ顔で促してみる。
その頃には完全に主導権が自分にあることに気がついていたので、ちょっと強気に出ることもできたのだ。
真っ赤になってうつむきながら小さい声で「オナニーです。」と囁いた。
「うっわ~、言わせちまった~!」と内心大喜びの俺。
もうその言葉を聞いただけで大満足だった。
その後、もしかしたらなんでも俺の望むことができたのかもしれないけど、はっきり言って当時の俺はそこまで大人ではなかったらしい。
俺も絶対に言わないという約束をしたし、その女の子も俺が約束を守っている間は、俺が不利になることを言わないだろうと思ったので、
何事も無かったかのように、意気揚々として帰宅した。
その後は女の子も俺に少しビクビクするような素振りを見せたが、やはりいきなり態度を変えると不自然なので、お互いにそれまでの対立関係を演じ続けていた。
勿論最終的には俺のほうがちょっぴり立場が上だったのは言うまでも無い。