547 名前:名無産 :04/07/26 09:14 ID:w2TGaSSNそういう激しい体験してみたいな…
俺のは珍しくもない話やも知れんが。
京都の大学通ってた頃の話なんだが、
当時良く慕ってくれてた中2の従妹が夏休みで腐れアパートに遊びにきた。
曰く寺回って花火も観たいようで予定では3泊4日の小旅行らしい。
当日昼過ぎに京都駅で合流。
お腹空いちゃった、と照れる従妹と近くで食事したは良いのだが、先刻からやけに周囲の視線を感じる。
というか擦れ違う人全てが笑えるくらいに振り返る。
…無論、その先には物珍しげに俺の隣を歩く従妹がいた。
客観的にかなり美形である従妹は多少慣れてるのか気にしない風を装っていたが、
単体ではまだしも対で見られる事に耐性がない俺としては何とも気恥ずかしい。
暫し歩くが、従妹もとうとう我慢ならなくなったのか俺のアパートに行こうとおずおず提案してきた。
すぐさまその案を採用すると、いそいそと我らがぼろアパートへと向かった。
その夜、約束通り男の手料理(カレー)を振る舞うと、満足したのか食器を片した従妹はころんと横になった。
色褪せた畳に広がる艶やかな黒髪がなんともミスマッチ。
そんな事を考えていると、ふと何か人の声がした。
極端に怖がりな従妹は「な何?」と身を起こしてこちらに振り向く。
確かにこのアパートは多少年季が入り過ぎているものの、これまで幽霊なんて出る気配もなかった。
と、ふとある事に思い当たった俺は即座にカレンダーを振り返る。
…やっぱり。
「あ、あぁ…」その何処からか響いてくる女の嬌声に従妹がビクリと体を硬直させた。
そう。
月に一度、例によって隣の渡辺さんが遠距離恋愛だか知れない彼女を部屋に連れ込む日である。
「あん、イイ…。もっと来てぇ…!」
あたかも人類の存亡危機に直面したかのように頭を抱えて蹲った俺を尻目に、従妹は頬を赤く染めながら視線を泳がせていた。
ちょっと渡辺さん頼みますよ、今日は勘弁して下さいって。
「はぁぁん…」やばい、どうしよう。
そんな事を考えながら、顔を真っ赤にして何故か正座で畏まる従妹の姿に萌えてしまった。
…すまん、エロくないや